『ゴーシュは町の活動写真館でセロを弾く係りでした。
けれどもあんまり上手でないという評判でした。
上手でないどころではなく実は仲間の楽手のなかではいちばん下手でしたから、
いつでも楽長にいじめられるのでした。』
・・・・・・・
今日もまた夜が来て、
そうして黙っていても夜は明けるのだ。
朝日が明日を連れてくる、すこしだけ前、
割れた窓ガラスの隙間から見えるあの、
金星の光に、僕はなりたい。
出演
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目崎剛(たすいち) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 中里秀明(ゴーシュ)
蓮根わたる ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 三田村夢我(三毛猫)
三澤さき ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 鳥谷部かな(カッコウ)
平野鈴 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・今田遥(子狸)
宍戸裕美 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 朝比奈夕子(野鼠母)
早井麻琴(武蔵大学演劇研究部) ・・・・・・・・・・・ 朝比奈ひかり(野鼠子)
スタッフ
舞台監督・照明:黒太剛亮(黒猿)/ 写真撮影:奥山郁 / 映像撮影:名倉広 / イラスト:福井伸実 / 演出助手:中川真奈 / 制作助手:渡部彩萌 / 制作:新居朋子
企画製作:ゲンパビ
協力:CoRich舞台芸術!、たすいち、武蔵大学演劇研究部、mono.TONE
阿部が振り返る「明け星の頃には~セロ弾きのゴーシュ~」
もともとギャラリー公演にしようと思っていたのに気づいたら劇場公演になっていて、本公演より劇場大きいじゃん!と色々な方からツッコミをもらいました。
宮澤賢治のセロ弾きのゴーシュをモチーフにした現代劇で、近年稀に見る後味の良い作品でしたが、役者が交通事故には合うわ、演出助手も交通事故に合うわ、財布は落とすわ、携帯は壊れるわ、様々なイレギュラーが発生し、「賢治の呪いだ」とまことしやかに囁かれていました。呪われるような作品内容では無かったと思っていますが・・・。
反省点としては、二作品続けて幼女(正確にはカゼマチの妹は幼女ではないですが)を出してしまったことにより、打ち上げで舞台監督(兼照明)さんに「このロリコンが!」と本当の事を言われてしまったので、バレない様にこれからは幼女を出すのは二本に一本くらいにしようと思いました。
あとよかったことは、たくさんあります。気温が暖かかったこととか、三澤さんが劇団員に加入したこととか、気温が暖かかったこととかです。春って素晴らしい。
ギャラリー
お待ちください。